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TED風も夢じゃない!「人前が苦手な人」ほどプレゼン向きなワケ

あなたは自分のプレゼンやスピーチに自信がありますか? 恐らく筆者も含め、多くの方が「苦手」もしくは「自信がない」と答えるのではないでしょうか。

うまく話そうとすればするほど空回り、顧客の前で自社製品をカッコよくプレゼンしたかったのに、しどろもどろ……なんて苦い経験を持つ方もいるのは?

じつは、その“デリケートさ”こそが、人の心を動かすプレゼンやスピーチに必要なものだそう。今回は、“話し方研究”のパイオニア、故デール・カーネギー氏の著書『心を動かす話し方』をひも解きつつ、いますぐできるプレゼンスキルアップ法をお届けします。

 

■「人前が怖い」という感覚が大切な理由

カーネギー氏は、人前で話すことの恐怖を消すことはできないものの、「ある程度の演壇恐怖症は有益である」と述べています。

 <つねに外部の刺激に対して敏感なあなたの体が、活動を開始する準備を整えているのです。(中略)どんなときでも「水のように冷静だ」などと自慢する話し手に限って、鈍感で、聞き手に対する影響力が欠けているのがふつうです>

といいますから、あなたの恐怖心はいたって普通のことであり、敏感だからこそ、聞き手に寄り添ったプレゼンができる可能性が高いのです。

恐怖感や緊張感をゼロにすることはできませんが、それらを和らげるためには“本番”に備えてリハーサルあるのみ。その際には、友人や同僚に“聴衆”になってもらうことも効果的です。

 

■“まる暗記”はプレゼンを恐ろしくつまらなくする

「えー、弊社の新商品の最大の特徴と致しましては……」と、必死にまる暗記した原稿。

残念ですが、その原稿「くずかごに放り込んでしまったらもっと生き生きと効果的に話せただろうに」とカーネギー氏は述べています。

 <まる暗記をやめた場合、要点のいくつかを忘れることもあるでしょう。また、話に統一性を欠くようになるかもしれませんが、少なくとも話し手が人間であることを感じせるでしょう>

まる暗記をしておけば、話の筋道を考える必要も、単語を慎重に選ぶ心配もいりません。しかし、プレゼンに通うべき“人間の温かさ”を奪ってしまうという大きなデメリットもあるのです。

カーネギー氏は、要点をメモ書きし、時々チラっと見る程度にしておくことをすすめています。

 

■視覚的に相手を飽きさせない工夫をする

聴衆を飽きさせぬよう、視覚的な刺激を与えることも大切です。

緊張すると棒立ちになってしまうこともありますが、できるだけ身振り手振りを添えるのも1つのワザ。また、パワーポイントなどでグラフを多用すると飽きられてしまうため、必要なポイントのみ使うといったメリハリも大切だそう。

 

■できるだけ具体的な言葉を使う

カーネギー氏は、「“犬”と言わずに“ブルドッグ”という」という例え話を用い、物事を具体的に描写することの大切さを説いています。

 <さらにこれが“ぶちのブルドッグ”になると、いっそう鮮明な映像を呼び起こしはしませんか? “一頭の馬”というよりも“黒毛のシェトランド原産のポニー”というほうが鮮明でありませんか?>

言葉には、こういった細部に“魔力”が宿り、聞き手は頭で具体的な映像を描写できるようになる、というわけです。

例えばプレゼンでも、「資源の高騰により」と表現するより「円安によるポリエチレン価格の急激な上昇」と表現した方がわかりやすいですよね。

 

以上、カーネギー氏に学ぶプレゼンスキルの磨き方をお届けしましたが、いかがでしょうか?

さらにあなたのプレゼンをブラッシュアップさせたいなら、“とにかく場数を踏むこと”が次なるステップだそう。1度の成功体験は、必ず次回につながるはず。プレゼンを控えている方は、念入りに準備を重ね、自分の言葉で語ってみてくださいね。

 

【参考】

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