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1.5cmのヒーローが大活躍する全米大ヒット作『アントマン』のペイトン・リード監督を直撃インタビュー!【最新シネマ批評・インタビュー編】

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[公開直前☆最新シネマ批評・インタビュー編]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかからおススメ作品の監督を直撃インタビューします。

今回のインタビューに登場するのは、全米で大ヒットした超話題作『アントマン』(2015年9月19日公開)のペイトン・リード監督。

リード監督は、キルスティン・ダンスト主演のチアガールの青春映画『チアーズ!』や、「イエス!」と言うことで人生が変わっていくジム・キャリー主演の『イエスマン “YES” は人生のパスワード』など、コミカルな演出が得意な監督です。

そのリード監督の最新作『アントマン』は、これまでの『アイアンマン』や『マイティ・ソー』などマーベルヒーローの中でも、いちばん親近感が沸くキャラクターでコメディ要素も豊富! 今回リード監督には『アントマン』制作の裏側を語っていただきました。

【物語】

仕事も家族も失った孤独なスコット(ポール・ラッド)は、別れた妻の元へ娘に会いに行くと「養育費を払ってくれないと会わせない」と宣言されてしまう。なんとかお金を稼がなければ……。

そんなとき、仲間が儲け話を持ってきます。それは金持ちの家の頑丈な金庫からお宝を盗み出すこと。スコットは実行に移すけれど、金庫にあったのはレザーのスーツとヘルメット。「なんだこれ?」と着てみると、彼はみるみるうちに、わずか1.5センチの大きさに縮まってしまった! 

そして、スーツの持ち主であるハンク・ピム(マイケル・ダグラス)から、「アントマンになる」という仕事の依頼を受けることに……。

【『アントマン』誕生は1962年!】

マーベル・コミックの映画化は多く、いずれも大ヒットを記録。『アントマン』もマーベル仲間ゆえ、ファンの期待値は高く、プレッシャーもあったはず。

そんなプレッシャーもはねのけて『アントマン』を大ヒットに導いた監督に、まずはアメコミの映画化の難しさについて聞いてみました。
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「『アントマン』の原作の初版は1962年。かなり古いコミックで、映画化するにあたって、まずはストーリーもキャラクターも今の観客の心に響くようにアップデートしなくてはいけないと思いました。

あとコミックと映像は媒体が違うから、映像化してかっこよく見えるようにしないといけません。例えば衣裳。誌面ではかっこ良く見えても、実際に主人公が着たとき、かっこいいかどうか……。二次元と三次元は違うから、そこを見極めるのが難しいところです」

これは撮影にも言えること。監督が特に気を使ったのは全体のトーンだそうです。
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「アクションやヴィジュアルも大切だけど、映画の土台にあるのは感情に訴えるストーリー。

『アントマン』はコメディ要素もけっこうあるから、笑いもタイミングよく入れながらアクション、特殊撮影、ドラマ、笑い、これらのバランスを取らないといけません。

ちぐはぐにならないように全体のトーンを考えながら作り上げるのは、けっこう大変でしたね」

なるほど!見ている方はアクションも笑いも感動もあって「サイコー」なんて言ってワハワハ笑って見ているけど、その裏には監督の緻密な計算があったのですね。

ところで、監督から見た “アントマン” のチャームポイントは?と聞くと

「ほかのスーパーヒーローとはまったく違うタイプというところですね。だって小さくなって蟻をコントロールするヒーローですよ。それがどうした?と思ったりするじゃない?(笑)でも、見たこともないルックスと力を持ったヒーローであること。

彼が小さくなったときは観客も小さくなったときの目線で、元に戻ったときはダイナミックな目線で楽しめる、観客が没入できるタイプのヒーローってところが魅力なんじゃないかな」

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【ドラマ「LOST」の女優がスクリーンで花開く!】

この映画で、主人公のスコットにアクション修行をするホープを演じるのはエヴァンジェリン・リリー。大ヒットドラマ「LOST」でブレイクした美人女優です。

正直、彼女がこんなに体がキレるとは思わなかった記者はビックリしました。アクション女優レベルの凄さなんですよ! 

「エヴァンジェリーは美人で賢い女優。撮影のときもいろんなアイデアを提供してくれました。彼女と仕事するのは本当に楽しかった。

『アントマン』はスコットだけの話ではなく、エヴァンジェリン演じるホープがヒーローになっていく物語でもあるのです。映画を見てくれればわかるけど、父親の意に反して自分も立ち上がるでしょう。

それに彼女は運動神経が抜群で、この映画のアクションのために、かなりトレーニングを積んでくれたんですよ。たぶんポール・ラッドよりも多くトレーニングしているはず(笑)」

「LOST」でもサバイバルしていたからタフな印象はあったけど、これほどとは。もはや女ジャッキー・チェンレベルかも?

【監督とポール・ラッドは似ている?】

そして主演のポール・ラッド。『40歳の童貞男』『俺たちニュースキャスター』などコメディ畑で活躍していたポールですが、この映画で監督は、ポールの新たな一面を引き出すことに成功しました!

「彼の違う魅力を披露するのが『アントマン』最大の見どころ! 特にファーストシーンには注目してほしい。刑務所で喧嘩するシーンは無精ひげのタフガイで見たこともないポール・ラッドだから。

それ以外にも、彼はこの映画では様々な側面を見せてくれますよ。シリアスからコメディまで何でもできる俳優なので、彼とはまた仕事したいと思っています。そう、ポールと僕は仕事への取り組み方とか姿勢が似ているところがあって、だから相性がいいのかもしれませんね」

一緒に仕事をした俳優たちへの賞賛を惜しまないペイトン・リード監督は、自身の作る映画と同じようにとても明るく感じのいい方! インタビューが終わると、ニッコリして「アリガト」と。その声がまたかわいいんですよ~。

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映画『アントマン』は、最後のシーンを見る限り、なんとなく続編もありそうな……。でもまずは『アントマン』! アメコミ系苦手女子でも絶対大丈夫だから。大量のアリンコ登場に最初はギョっとしますが、慣れてくるとアリが可愛く見えてきますよ。

インタビュー・文=斎藤 香(C)Pouch ペイトン・リード監督撮影=髙橋明宏

『アントマン』
2015年9月19日より、TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
監督:ペイトン・リード
出演:ポール・ラッド、マイケル・ダグラス、エヴァンジェリン・リリー、コリー・ストール、ボビー・カナヴェイル、マイケル・ペーニャ
©Marvel 2015

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オリジナル記事: 1.5cmのヒーローが大活躍する全米大ヒット作『アントマン』のペイトン・リード監督を直撃インタビュー!【最新シネマ批評・インタビュー編】
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