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現実的…!「年をとっても夫婦仲良く」を左右するファクターは

皆さんは、パートナーと一緒にいて楽しいと感じますか? 今は、夫婦ともに働き盛りで育児や家事で忙しい毎日を送っていても、いずれは生活を少しずつスケールダウンして、豊かな時間が有り余る時期がやってくるかもしれません。

そのとき、ギスギスした夫婦仲だったら……と想像すると、ちょっと悲しくなりますよね。

今回は、セカンドライフの夫婦仲を左右するファクターをご紹介していきます。

 

60代以降、“世帯貯蓄が高ければ高いほど”夫婦仲が良好な傾向

「夫婦は、愛だ」とは言っても、それは先立つ“お金”があってこそかもしれません。

明治安田生活福祉研究所が40歳~69歳の男女10,351人に行った調査「セカンドライフに向けた男女の意識と生活・お金」では、世帯貯蓄額と夫婦仲の密接な関係が浮き彫りに。

「配偶者との関係が良好」(良好+まあ良好)と答えた男女の割合が、貯蓄額2,000万円以上の夫婦(979人)の場合、男性79.3%、女性71.3%と高い水準になっているのに対し、500万円未満の夫婦(386人)では男性55.7%、女性51.7%と、顕著な差が見られました。

「普段の生活でできるだけ配偶者と一緒にいたい」「配偶者と同じお墓に入りたい」の質問でも同様に、貯蓄額により3割程度の差が開きました。

老後のお金が意味することとは?

お金の余裕があれば、毎日の暮らしで“選択肢が増える”という点は否めません。

その日1日を一緒に過ごすかどうか、非日常を味わいに旅行に行く、遠方の孫に会いに行く、その日のごはんを外食にするか……。いずれの場合も経済力があれば選択肢が増えるため、“余裕がないがゆえの摩擦”を避けることもできます。さらに、どちらか一方の体が不自由になったときに利用できるサービスの範囲も広がります。

貯蓄が十分でなくても、「この生活で十分」という夫婦の感覚が一致していればいいのですが、思い描いていたセカンドライフとのギャップがあると、日常のささやかな不満を身近な相手にぶつけたくなる頻度が増えてしまうのかもしれません。

将来を見据えて、共働きでもお金を使わない40代夫婦が急増中!?

そんな状況をすでに見据えてか、「老後は、お金がないとマズいらしい」という不安が40代に広がっているようです。

20年前にはきっ抗していた専業主婦世帯と共働き世帯の数は、一気に形勢が変わり、今では40代の共働き世帯は、専業主婦世帯の倍程度。

しかし、みずほ総合研究所のリサーチによれば、ダブルインカムの家庭が多くなっているのに、40代の消費が伸び悩んでいると言うのです。人生80年と仮定すると、40~50代は、教育資金や親の介護費など、とくに出費がかさむ時期。「子どもの高校・大学進学で貯金を切り崩している」という家庭も少なくないでしょうし、親との介護が重なり、ダブルケアに苦しんでいる家庭もあるでしょう。

そんな生活を送りながらも、40~50代になると、自分たちの老後のアウトラインがボンヤリと見え始め、「老後のことも見据えなければならない」という強迫観念が頭をよぎり始めます。

「年金は満額もらえないかもしれない」「退職金はちゃんともらえるのだろうか」「パートだからずっと雇ってもらえるか不安」。このような先行き不透明さから、たとえ収入があってもお金を使えずにいる40代は多いのかもしれません。

以上、セカンドライフの夫婦仲と貯蓄額の関係でしたが、いかがでしょうか?

“貧困老人”、“老後破産”、“老後は年金の他に最低3,000万円必要”といったセンセーショナルな記事や書籍の見出しがよく見受けられますが、「将来のためにとにかく貯蓄!」から脱して、より市場にお金がまわるようにするには、雇用制度や社会保障制度により、老後の安心が担保されることが前提なのかもしれません。

【参考】

2015年 セカンドライフに向けた男女の意識と生活・お金 – 明治安田生命生活福祉研究所

リサーチTODAY – みずほ総合研究所

【画像】

※ xiangtao / PIXTA(ピクスタ)