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父親が浮気した…気持ち悪い!父親が浮気したときの子どもへの影響と子供がすべきこと

1:父親が浮気を知るとまず「気持ち悪い」と思う子どもが多い?

不倫や浮気は、恋愛における重要なテーマのひとつですが、残念ながらこのあたりについて細かく解明した研究は見あたりません。というのも、「あなたは浮気をしていますか?(したことがありますか)」という質問に、なかなか答えづらいからです。まして、子どもに対して「あなたの両親のどちらかは浮気していますか?」なんて、聞けませんよね。

研究的にはすごく重要だと思うのですが、倫理的には不適切な研究と見られかねない懸念があります。そのため、一般的に浮気や不倫について研究をおこなう場合、大学生などを対象に、浮気の許容度などが調べられる場合がほとんどです。なので、いくつかの先行研究をヒントに、青少年が浮気をどうとらえているか考えてみましょう。

(1)浮気の許容度の研究では

大阪保護観察所の船谷明子氏らが「大学生における浮気観と浮気・被浮気経験の関連」(横浜国立大学教育人間科学部紀要)という研究をしています。それによると、男性は37%が許せると答え、60%が許せないと答えています。女性の場合は37%が許せると答え、50%が許せないと答えています。その他は、どちらとも言えないという答えです。

過半数近くの男女が許せないと答えている一方で、許せるという人もそれなりにいることがわかります。この結果が、大学生だからなのか、高校生でも同様にあてはまるかまではわかりません。

おそらく、高校生だと船谷明子氏らの研究に近い結果がでる可能性はあります。ですが、恋愛経験が少なかったり、そもそも恋人がいたことがないという中学生やそれ以下の年齢になってくると、結果は違ってくるかもしれません。

(2)ネット上では……

ネットでブログなどを見ていると、両親のどちらかの浮気を知って、親子関係がこじれたという記事がたくさんでてきます。ですが、「親といっても男や女なんだし、仕方がない」という記事はほとんど見あたりません。一様にして不寛容な立場でのブログが多いです。

ですが、だからといって、みんながみんなそうかというと、そこは言い切れませんよね。「理解がある」という人が記事を書いていないだけで、実際のところはどうなのかという調査があるわけではないのですから。

 

2:父親の浮気が子どもに及ぼす影響

父親が浮気をしている(していた)という子どもを対象に、おこなわれた研究がないのは前述したとおりです。

ですが、必ずしも浮気だけが原因ではありませんが、浮気を含む原因によって両親が離婚したケースに関連して、子どもの精神についておこなわれた研究があります。

それは、静岡英和学院大学人間社会学部の野口康彦氏らの「親の離婚を経験した子どもの精神発達に関する質的研究」(三重看護学誌)です。それによると、親の離婚を経験した子どもには、個人差があるものの、思春期から青年期そして成人期の成長の中で、親の離婚から直接的あるいは間接的に影響を受けることがあきらかになっています。

具体的には、“親密性のおそれ”が生まれるそうです。親密性のおそれとは、異性と親密になることをおそれたり、他者と距離をとろうとしたり、現在の家族の居心地の悪さなどを感じるということです。

つまり、父親が浮気をしている(していた)場合、父親に対する嫌悪を抱くだろうということは容易に想像できますが、それ以上に問題なのは、子ども自身の恋愛観や人間関係に影響を与える可能性があるということです。

あくまでも仮説ですが、父親が浮気をしている(していた)ことで、自分は大事にされていないだとか、一見すると仲が良く見えている両親が実は仲良くなかったのだと思い知らされるわけです。それが結果的に、精神的発達に悪影響を及ぼすと考えられるんです。

 

3:復讐したい、父親の浮気相手をとっちめたい…でもその前に!父親の浮気を知った子どもがすべきこと

このコラムでいう“子ども”が、小学生なのか、高校生なのか、大学生なのか、あえて定義をしてきませんでした。船谷明子氏らの研究にしたがえば、大学生になれば父親の浮気を「仕方がない」と許す人もいるでしょう。

ですが、年齢が低くなればなるほど、そうではない可能性は高まります。そして、父親に対してなのか、父親の浮気に相手に対してなのかはわかりませんが、復習したいと思う人もいるでしょう。

実際のところ、復習を成し遂げても、それは父親や父親の浮気相手を不幸にすること。その瞬間はすかっと気分が良くなっても、きっと後味の悪いものになるに違いありません。

父親の浮気を知ってしまったのは大変不幸なことですが、復讐するのではなく、なぜ浮気にいたったのかという理由を話し合う方が、精神的健康には良いかもしれません。

 

4:まとめ

繰り返しになりますが、どの程度の割合で父親の浮気を知っている(知った)という子どもがいるかはわかりません。ですが、けっして小さな数字ではないのかもしれません。

自分の父親が浮気をしている(していた)ということで悩んでいる人がいたとしたなら、自分の中で抱え込まず、誰かに相談することも大事かもしれませんね。

 

【参考】

大学生における浮気観と浮気・被浮気経験との関連-船谷 明子・田中 洋子・橋本 和幸 ・高木 秀

親の離婚を経験した子どもの精神発達に関する質的研究 : 親密性への怖れを中心に-野口 康彦 櫻井 しのぶ