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揉むだけは…危険?医師が検証「これだけ健康法」要注意ポイント

ふくらはぎを揉むだけで、骨盤の歪みを取るだけで、すべての不調がなくなる……これらは一体本当なのでしょうか?

東京有明医療大学教授で医学博士の川嶋朗先生は、「万能な健康法は絶対にありません。数多の健康がある現代で必要なのは、患者側の“リテラシー”です」と話します。

データに基づく健康法であっても個人の体質に合わない限り、ブームに乗じて安易に実践すると逆に健康を害する結果になってしまうこともあるのです。

それでは、川嶋先生の新著『健康法で死なないための42のカルテ』から、近年話題になった“ふくらはぎ健康法”と“骨盤の歪み”について分析していきます。

 

■ふくらはぎを揉み続ければ長生きできる?

ふくらはぎを揉み、血液の巡りをよくすることは決して間違ってはいませんが、信じ込むのは危険。

血圧との関係も、「ふくらはぎを揉めば万事うまく行くというのも誤解を生んでしまいます。きちんとしたエビデンスが確認されているものではないので、頼るあまりに、降圧剤の服用を止め、脳卒中などを起こしてしまっては大変です」(川嶋先生)

ふくらはぎを揉む以前に、ふくらはぎに十分な筋力があればわざわざ揉む必要はありません。こういった体質改善が大前提で、ふくらはぎを揉むケアは次の手といえます。

 

■骨盤の歪みはすべての不調のもと?

骨盤の歪みによって、さまざまな不調がもたらされるといわれますが……。

「骨盤は歪みませんし、少しだけ歪んだとしてもそれが痛みや不調を引き起こす原因にはなりません。また人による施術で強固な靭帯で固定されている骨盤を動かせるはずがないのです」(川嶋先生)

骨盤矯正が流行り、ベルトのようなもので締めつけ矯正するという方法も多いですが、締めつけ過ぎて血行が悪くなり、逆に身体にとって悪影響を及ぼすことさえあるので注意が必要です。

 

「○○するだけでキレイになれる」「○○だけ健康法」が数多くありますが、誰にでも、何にでも効く健康法はありません。自分の体質、体調に合っているかを見極める必要があるのですね。

 

【参考】