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思いやり?それとも…「ワーママ」にまつわる無意識の偏見とは

女性の社会進出が進んでいる昨今ではありますが、子育てをしながら働くワーキングマザー(以下:ワーママ)にとっては、まだまだ働きやすいとは言えない現実もあるかもしれません。

小さなお子さんがいるワーママは、仕事の条件や職場環境だけでなく、ときに、“無意識の偏見”にさらされていることもあるようです。

今回は、サイコム・ブレインズ株式会社が社会人151人に対して実施した「無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)に関する意識調査」の結果を元にお伝えします。

1:3歳以下の子どもがいるワーママは「仕事の質が下がってもやむを得ない」!?

“無意識の偏見”とは、性別や年齢、子どもの有無などによる思い込みで、「出張は無理」、「飲み会に誘うのは悪い」などと、その人の働き方を決めつけることを意味します。

「3歳以下の子どもがいる女性の仕事の質が下がっても……?」と質問したところ、「やむを得ない」と考えている男性は70%、女性で23%でした(男性・女性いずれも人事・ダイバーシティ推進部を除く)。つまり、女性の約3倍の男性が、労働時間に制約があるワーママは仕事の質が低下しても仕方ないと考えていることが分かったのです。

これは、仕事にかける時間と仕事の質が比例するという“無意識の偏見”が働いていると考えられます。

「大変だろうから、仕事がダメでも仕方ないよな」という思いやりだったとしても、当事者のワーママからすると、残念に感じる人もいるのではないでしょうか。

2:3歳以下の子どもがいるワーママには、負担の重い仕事をさせるべきではない!?

また、「3歳以下の子どもを持つ女性に対して残業や出張が発生するような負担の重い仕事を任せることに配慮すべき?」との問いでは、「本人の意思次第で決めるべき」が66%で最多となっていたものの、次点は「配慮すべき」で22%。

およそ5人に1人は、「3歳以下の子どもがいるワーママには、残業や出張を命じるわけにはいかない」という価値観を抱いている実情が浮き彫りとなりました。

確かに、小さい子どもがいるワーママのなかには、残業や出張を極力控えたいママだっているはず。

ですが、“3歳以下の子どもがいるママ”というだけで、「この女性は、残業や出張をしないほうがいいんだろうな」と決めつけられることに疑問を感じる女性も少なくないでしょう。

こちらも、思いやりや優しさに基づく偏見、つまり“無意識の偏見”として特徴的な価値観と言えそうです。

また、「配慮すべき」と回答した人の性別内訳を見てみると、男性が43%、女性が18%だったことから、男性のほうが2倍以上もこうした意識を抱いている実情が判明しました。

ワーママだけでなく、誰もがこうした“無意識の偏見”を持ってしまう、持たれてしまう可能性があります。思いやりや優しさから出てきた考えであったとしても、望まない価値観によって息苦しい思いをすることがないような社会を目指したいですね。

【参考】

※ 無意識の偏見に関する意識調査 – サイコム・ブレインズ

※ 無意識の偏見に関する意識調査 – サイコム・ブレインズ