シゴト・オトコ・キレイ-オンナ目線のキュレーションサイト

心付けはいつ必要?心付けを渡す場合に気を付けたい注意点と渡すべき相手

1:心付け(寸志)とは?封筒や袋がないときや表書きの書き方

「心付け」とは、そもそも、どういうものなのでしょうか?まずは言葉の意味から調べてみましょう。

こころ‐づけ【心付け】

世話になる人に感謝の気持ちを示すために与える金銭や品物。祝儀。チップ。「使用人に心付けを渡す」

出典:デジタル大辞泉(小学館)

お世話になった人や。これからお世話になる人に対して、お金などでお礼をすることのようです。旅館に泊まるときなど、部屋に通された際にチップとして渡すのが、典型的な「心付け」と言えるでしょう。

似たような言葉に「寸志」がありますが、こちらはどうでしょう。

すん‐し【寸志】

心ばかりの贈り物。自分の贈り物をへりくだっていう語。贈り物ののし紙の上などに書かれる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

感謝の気持ちという意味は含まれていません。よく「つまらないものですが」と言って贈り物やお土産を渡しますけど、「寸志」はそれをひと言で言った感じでしょうか。

「心付け=寸志」ではないようですけど、「心付け」はへりくだって贈ることが多いようですので、「心付け」の袋やのし紙などに「寸志」と書いて渡すのが一般的なようです。

さて、「心付け」は、一般の祝儀袋ではなく、手紙を出すときのフツーの封筒や、お年玉をあげるときのポチ袋などが使われます。日本では、現金で直接渡すというのは“品がない”と見られがち。なので、封筒に入れたいところですが、普段から持ち歩いていないでしょう。

封筒などがない場合は、お札を折りたたんで、きれいにティッシュなどで包むのもアリ。極力、剥き出して渡すのは避けましょう。

表書きは「寸志」でいいでしょう。ただ、目上の人に贈る場合は、「御礼」「御挨拶」「謝儀」などと書くと良いです。

 

2:渡すタイミングや金額は?旅館で心付けを渡す場合のポイントとマナー

(1)旅館でほ必ず渡すというものではない

「心付け」は、おそらく最も多いのは、温泉旅館などにいったとき、お世話になる仲居さんに渡すシーンでしょう。海外旅行をした際、ホテルに宿泊して、いわゆる“枕銭”と呼ばれるチップを、ベッドのそばに置くのと同じ感覚です。

ただ、基本的に日本では、宿泊費用にサービス料が含まれているのがほとんど。ですので、「心付け」は必ず渡すというものではありません。

ただやはり、そこは人間。サービスを期待するものではないと思いますけど、渡しておくと、滞在中に「心付け」の効果があるかもしれないですよ。

(2)手間をかけた場合のお礼に

渡す必要がないものでありながら、気持ちを表わすことが「心付け」の基本。渡したいと感じたときに渡せばいいでしょう。

たとえば、通された部屋が気に入らず、同じ価格、同じ間取りの部屋に変えてもらった場合、部屋のチェンジに費用がかかると明示されてなければ、別にお金を払う必要はないですけど、仲居さんには手間をかけてしまいますよね。

そのほか、近隣のお店でランチの予約をしてもらったといった手間をかけてもらった場合などは、渡したほうがいいでしょう。また、障子を破ってしまったが「弁償はけっこうです」と言われたとしても、マナーとして渡しておきたいものです。

(3)金額は宿泊費の1~2割が相場

渡すタイミングとしては、部屋に通された時が一般的ですけど、予約の代行などサービスを受けた直後、また、チェックアウトする時に渡すのがいいでしょう。

金額はケースバイケースですが、1泊分の宿泊費の1~2割程度で、1000円、2000円、3000円というように、キリのいい額を包みましょう。

3:お礼の気持ちを伝えたい結婚式・葬儀・引っ越しなど…心付けを渡す相手と金額5選

旅館での宿泊を例として示しましたが、ほかにも「心付け」を渡すシーンとしては、結婚式、葬儀、引っ越しなどが考えられます。それぞれについて考えてみましょう。

(1)結婚式の式場スタッフ

全員に配る必要はなく、責任者やヘアメイクなど主要なスタッフのみでいいでしょう。金額は3000円~1万円が相場ですが、おめでたい席ですので、9以外の奇数にしたいもの。偶数でも8は末広がりということで、8000円はアリです。

(2)結婚式の遠方からの招待客

遠方からの招待客は、「御礼」という表書きで、出席の返信が来たあとに現金書留で送るか、当日の受付時に渡すのがいいでしょう。

金額は本来なら実費と行きたいところですけど、1万円、2万円など場所に応じてキリのいい数字で。ただ、祝儀を大きく超える額を贈ると、相手が恐縮してしまうでしょうから、その点、交通費を補助する程度にするなど配慮しましょう。

(3)結婚式で乾杯、司会、受付を頼んだ招待客

司会はプロの人を雇う場合は不要ですが、友人に頼む場合は、気持ちとして渡しましょう。乾杯の音頭をとってくれた人や受付係なども同様。金額は、5000円か1万円が妥当で、受付時に渡すのがスムーズです。

(4)葬儀場のスタッフ

これも結婚式場のスタッフと同様、全員には渡さず、責任者に渡しましょう。御祝儀にように金額は大きくなく、3000〜5000円程度で。言うまでもないですが、渡す際の袋に、祝儀袋を使ってはいけません。

(5)引っ越しのスタッフ

引っ越しの業者に対しては、正規の料金を支払うわけですが、それとは別に実際に荷物を運ぶスタッフに対し、作業が終わったあとに気持ちとしてさりげなく、1000円、2000円をチップとして渡すことが多いです。

この場合、スタッフ全員に少額を公平に渡すのが良いでしょう。お金を渡さないまでも、暑い夏などは冷たいお茶など飲料で労わってあげたいものです。

 

4:まとめ

筆者には、学生時代に引っ越し専門の運送屋さんでアルバイトをした経験があります。終わった後、依頼主から全員に1000円の“ご祝儀”が出て、とても励みなり、このバイトを続けようと思いました。

「心付け」を頂けば、悪い気持ちはしないもの。そんな意味からも「心付け」の効果は金額以上に大きいのではないでしょうか。