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寝○○にオナラ…!?「ビビッとこない婚」をして4年たった今思うこと

気づけば結婚して早4年。控えめに言っても可愛い子どもに恵まれ、夫ともわりと仲良しに、それなりに幸せに暮らしています。

私はそんなどこにでもいるような主婦ですが、夫と出会うまで恋愛偏差値は非常に低く、合コンや街コンなどにも参加していたのに5年くらいまともに彼氏がいない生活を送っていました。

私は恋愛感情に振り回されるとうまくいかないタイプで、1人で突っ走ってはあちこちにぶつけて自滅。「もう無理。もう終わりだ」と自己完結するだけの恋愛を学習せずに繰り返した末、23歳で出会ったのが今の夫でした。

無衝撃! ビビッとこない出会い

職場で出会ったこともあり、異性として「あり」「なし」という判定さえ行われていませんでした。

よく、「運命の人に出会うとビビッとくる」なんて都市伝説がありますが、初めて夫と職場であったときの音は無音。ビビッどころか、ピピッともこない。「あ、好き」とも「うわ、タイプ」とも思わない、それはそれは無衝撃な出会いでした。

今から考えるとその無衝撃さが私にはぴったりで、まるで赤ちゃんのお尻を守るやさしいオムツのような、やわらかな心地良い出会いがどれだけ貴重で素敵なことなのか、小1時間くらいかけて説明できるのですがここではやめておきます。

強いて言うなら、夫も私と同じ「小林」という名字だったので「あ~、この人も小林さんか。よくある名字だもんな~」という印象があったくらいです。

一方で、後に聞いたところによると、夫は大学の先輩との間でこんな冗談を言い合っていたそうです。

夫も、まさかこの「小林さんってアルバイトの女の子」と本当に結婚し、自分の妻となり、家でトドのようにごろごろしているとは夢にも思わなかったことでしょう。

告白してこない彼に私から迫ったキス

これと言って印象のない出会いだった2人ですが、職場で開催された飲み会で仲良くなるというお決まりの、そしてありがちなパターンでなんとなく友達以上恋人未満の関係性になりました。

美術館の企画展で初デートをし、2回目のデートで動物園へ行き、3回目のデートではゲテモノを食べに行きました。

でも正直、私はどのデートもあまり覚えていません。デート時間の半分以上はお酒を飲んで酔っ払っていたからです。

ただ、物事に白黒つけたいタイプの私は「3回目のデートでは告白してほしい」「そろそろこの関係性に彼氏・彼女という名前をつけてほしい」と強く思っていました。

それなのに――。夫は3回目のデートの夜になっても、まったく告白してくる気配がありません。

しかも、私の1人暮らしをしている賃貸マンションで2人きりで飲んでいるのに、です。

しびれをきらした私は、酔っ払ってぼ~っとしている夫に「あははっ」と笑いながらキスをしてみました。

ところが、キスをしたあとの夫は……まさかの絶句。1分間くらいずっと無言でかたまっていました。

反応がなくて心配になった私は「うわ、これ間違っちゃった……?」「酔っ払ってたってことでごまかせるかな……?」などと思ったときに、夫がぼそりと……

とつぶやきました。なんて律儀! こうして、晴れて付き合うことになったのです。

結婚1か月前に彼の鞄にゲロをぶちまける

それから1年半の間、付き合いたての恋人らしく嫉妬や喧嘩をしたり、泣いてみたり、いちゃいちゃしてみたり、同棲を始めたりを経て、2人の間で自然と「結婚しよっか」という流れになりました。

両家の挨拶もすませ、入籍の日取りも決め、さあ来月には結婚! そんなときに、事件は起こったのです。

結婚前に結婚後のプランを考えて転職をした私。入社した会社では私の歓迎会を開いてくれました。

私はもともと人見知りなので、知らない人がいる飲み会では「飲みまくって緊張をやわらげる」という方法でしか楽しむことができません。

決して周りに飲むように強要されたわけではなく、自らガンガンとハイボールをあおっていき、自分の歓迎会で記憶をなくしました。

後から聞いた話によると、私はお座敷に寝かされ、寝ゲロまでしていたそうです。自分の歓迎会で自分からお酒をあおり、自分でつぶれる。そんな奇特な私を周りの社員が心配してくれ、当時婚約者だった夫に「心配なので迎えに来てください」と電話してくれました。

家で寝ていた夫はその電話で起こされ、1時間近くかけて迎えに来てくれました。

夫:「社長が『本当にごめんなさい。気づいたらたくさん飲んでいたみたいで……』ってあやまって、帰りのタクシー代1万円を俺に握らせてくれたよ」

夫には酔って迷惑をかけたことが何度もありました。しかし、さすがに会社から帰れなくなるほど酔ったのはこれが初めて。私はもうそのときには朦朧としていてほとんど覚えていないのですが、夫は翌日、そのときの様子を説明してくれました。

夫:「しかもりっちゃん、ゲロするタイミングと同時にオナラまでしてたんだよ。ブッ、ブッって」

私:「え……!? オナラ!?」

どうやら私は、オエッと吐いて腹圧がかかり、お尻からガスももれてしまっていたそうです。

……と。

そのとき私は恥ずかしさを超越して心から「そっか。私はこの人と結婚できるのか。幸せだな」と思ったのです。結婚生活ではいつも綺麗なところだけを見せるなんて不可能です。

寝起きの渋柿みたいな顔、肌が荒れた状態でも顔を合わせなければなりません。

あくびをしているところや、ムダ毛処理が甘いところ、お腹が痛くなってトイレに駆け込むことなんかも出てきます。

24時間「理想の女性」を演じ続けるなんて、どう考えても不可能。

相手の気持ちが信じられず、言葉だけの「好き」にすがりつくことや、プレゼントの多さや金額だけで愛情をはかろうとすることの浅はかさ……!

好きな人との関係を築くうえで、大事なのってそういう目に見える形のものだけじゃない。「信頼」とか「安心」とか、そういうもの。そして、綺麗なだけじゃない出来事を積み重ねて2人で居場所を作っていくことが「家族になること」なんだなぁとしみじみ思いました。

そしてそんな夫と4年たった今日も家族として生きていけることを、とても幸せに思います。