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夫婦ゲンカでも会議でも!「気持ち良く主張を通す」コミュニケーション術

あなたは相手と“気持ちの良いコミュニケーション”ができているでしょうか。遠慮しすぎることもなく、かといって強く主張しすぎることもなく、お互いに尊重しあった関係というのはとても素晴らしいものですが、実現するのは簡単ではありません。

これを英語では“アサーティブ・コミュニケーション”といいますが、“お互いを尊重し、伝えたいことを誠実に伝えるコミュニケーション方法”として近年、欠かせないビジネススキルとしても注目されています。

具体的にどのようにすればアサーティブになれるのか、カウンセラーのおのともこさんに、シンプルな3つのステップを教えていただきました。

 

■1:最も強く言った場合を考えてみる

「まずは相手の立場や状況などは無視し、“自分の伝えたいことを一番強い表現で伝えるなら?”と考えてみましょう」

例えば会議でたくさんの検討案件があるなか、どうしても自分が議論したい案件がある。それを進行役に伝えたい場合。

「今日はどうしてもこのテーマについて議論したいんです!」と言えば、ほかの重要案件をかえりみず、自分の主張だけを一方的に伝えた強い表現になり、我の強い人柄が伝わってきます。

 

■2:最も弱く言った場合を考える

「今度は逆のパターンです。相手の立場や状況を最大限に配慮し、自分の意見を最も控えめに表現した場合を考えてみてください」

先ほどの例で見てみましょう。

「今日の会議で、できたらこのテーマを取り上げて欲しいのですが……。でも今日は難しいですよね、来週でよいです」

本当は今日話し合いたいことなのに、最後には遠慮して諦めてしまっています。気の弱い、腰の低いいい人かもしれませんが、仕事上話し合っておくべきことがあるのであれば、これでは仕事をきちんとしていないとも言われかねません。

 

■3:“実現させる”ことを前提に“ご相談”のスタンスで中間点を探る

「上記2点はご承知の通り極端なパターンでしたが、その両極を考えることで、“中間点”が見えてきます。相手のことも配慮しながら自分の伝えたいこともきちんと伝わる、そんな表現を考えてみてください」

たとえばこんな風に言えばどうでしょうか。

「ひとつご相談があります。今日の会議で何としても取り上げて頂き議論したいテーマがあるのです。決められた時間の中でたくさんの案件を扱う大変さは理解しているつもりですが、どのように工夫すれば実現できるでしょう?」

ポイントは、一方的にならないよう“相談”という形を取り、自分の伝えたいことを明確に伝えることだと、おのさんは言います。実現を前提として相手のことも配慮しつつ、自分が最大限努力するという姿勢を見せることが重要なのでしょう。

 

以上、アサーティブ・コミュニケーションを実現する3つのステップをお伝えしましたが、いかがでしょうか?

一方的になり過ぎず、かといって相手に遠慮し過ぎることもなく、お互いにとって“良い塩梅”の合意点を探ることが大切ですね。

 

【取材記事】

※ おの・ともこ・・・パーソナル・コーチ、心理カウンセラー。キャリアを重ねてやりがいは感じつつも、自分のキャパシティを超えた働き方を続けていたことで、31歳の時に心のバランスを崩す。それを機に周りの期待にどう応えるか?ではなく、自分の本当の気持ちや大切にしたいことを見つめ直し、働き方をシフト。

現在は、女性の本来の強みを引き出すキャリア・コーチとして活躍。働き方と生き方を模索する女性を中心に、一人ひとりの強みを最大限に活かした“私だけ”のキャリアをつくるサポートを行っている。

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