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大反響!働くママ達がドラマ「37.5℃の涙」で本気泣きした納得の理由

先日、大反響のうちに最終回を迎えたドラマ『37.5℃の涙』(TBS系)。働くママにとって、“37.5℃”は子どもを保育園に預けられるかどうかのボーダーライン。

会社を休んで吐しゃ物や排泄物にまみれ、朝も夜もなく看病に明け暮れる場合もあれば、子どもが元気ならそのパワーを室内で持て余してその日できなかった仕事を案じることもあります。

『37.5℃の涙』は、なぜ働くママの心を揺さぶるのでしょうか。今回は、コミック版を参照しながら、その理由をお届けしていきましょう。

 

■「病気の子を預けて働くなんて」という世間の目

病児保育に抵抗のある方も多いかもしれません。その背景には、日本の育児の根底にある数えきれない“べき”の壁。

「母乳で育てるべき」「子どもがぐずったら、母親がなんとかすべき」「病気になったら他人に任せないで母親が看病すべき」……。

こうしたひとつひとつ1つの“べき”が、主に育児を担うママ達をじわじわと苦しめ、自分がやりたいことを制限する道を選ばせてしまいます。

「良質な病児保育をもっと気軽に使えたら…」と感じているママの中には、ストーリーにのめりこんでしてまった方も少なくないのでは?

 

■母親をめぐる理不尽な環境が胸に刺さる!

若手の社会学者の古市憲寿さんは、『37.5℃の涙』を読むまで、「“赤ちゃん”や“子ども”を遠いものだと思っていた」といいます。

<『37.5℃の涙』を読んだ時、急に実感を持って「子ども」をめぐる世界の異様さに気づいたのだ>

と著書『保育園義務教育化』で語っています。そして、『37.5℃の涙』が、同著を書くことにもつながったのだそう。

母と子が孤立した状態において、母親のメンタル状態や経済状態は、悲しいほどに子どもに向けらます。何かのきっかけで正気を失ったママ達の心理が、『37.5℃の涙』に描かれています。

<なぜか1人の女性が子どもを産んで「お母さん」になった途端に、人間扱いされなくなってしまうのである>

という状態は、社会的に孤立したお母さんの精神を崩壊させることもあるのです。

 

■3:頼りたい時夫に頼れないという現実

コミック版『37.5℃の涙』に登場する、育児休暇を終えて働きだした美容部員のママ。子どもの熱が何日も下がらず、職場で肩身の狭い思いをし、夫に頼ろうとすると、

<具合の悪い奨馬と2人きりなんて怖いよ。元気な時だったらいいけど…。何かあったら美咲怒るだろ?>

と言われ、パニックに陥るというシーンがあります。

以前、コミック『島耕作』シリーズの著書の弘兼憲史さんが、「家庭的で幸せなパパというのは会社ではそんなに出世しない、という構図があります」と述べ波紋を呼びました。

しかし、頼れる親戚が近所にもいない、さらにパパが協力的でないという状況により、追いつめられているママもいるかもしれないのです。

 

以上、『37.5℃の涙』が働くママの心を震わせた理由についてお届けしましたが、いかがでしょうか?

先行き不透明な経済状況の中、仕事を持っていることは未来のリスク回避にもつながります。もし心が疲れてきたら、夫、親戚、保育園、病児保育、使える人やサービスはトコトン使って巻き込んで、毎日子どもに「大好きだよ」と言える環境を維持したいものです。

 

【参考】

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