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売上と粗利の違いって…?先輩社員がおさらいしたい「お金の基本のキ」

あなたは、自分の仕事がどれぐらい“利益”を出しているか、ということを意識したことがありますか? 「売上が上がっていても、決して利益も上がっているというわけではない」という基本的なことを理解しているでしょうか。

こういう意識を持つと、毎日の仕事の仕方が違ってくるかもしれませんね。より面白く感じる人もいるかもしれません!

企業研修や事業経営をしてきた筆者が『総務・経理業務のすべてがわかる本』を参考に、“利益”にまつわる基本をご紹介します。

 

■売上・利益・粗利(あらり)の違いをおさらい

たいていの方は「そんなこと知ってるよ~!」と思われるかもしれません。1,000円のものを仕入れ、300円で売れば700円の儲け。1,000円が売上で700円が利益ですね。簡単です。しかし一言で“利益”と言っても、売上総利益・営業利益・経常利益などなど、色々な種類があるのです。

みなさんも耳にしたことがあるかもしれない“粗利(あらり)”とは、上記でいう“売上総利益”のことをさしており、先ほど“利益”だとお伝えした“700円”が、この“粗利”にあたります。

経理部員でもない限り、専門的なことを覚える必要はありませんが、社内でよく耳にする“あらり”の意味は覚えておきましょう。

 

■売上も大事だけど“営業利益”にも要注目

粗利については“売上-仕入れ値”ということはわかったと思いますが、会社が“残業代削減”だの“経費節約”だのというときに関係してくるのは“営業利益”と呼ばれるものです。

著書によると営業利益とはこのように説明されています。

<売上総利益から、給料、旅費交通費、交際費、水道光熱費、広告宣伝費などの営業活動にかかる費用である販売費や一般管理費を控除した利益>

要するに、社員が「やった! 700円の利益をだした!」と喜んでいても、会社側では「いやいや、そこから人件費やその他経費諸々を引けば赤字だし……」ということになっているかもしれません。

このように経営側と社員の溝もできてしまいがちですが、社員側もきちんと数字を見る力をもつことが必要です。

 

■売上があがったからといって利益があがるとは限らない

上記のように、いくら1,000円のものを300円で売って700円の利益を出しても、その他の経費が900円かかっていたらマズいわけです。まずは自分の仕事がどれだけの売り上げがあり、どれだけの経費がかかっているのかを確認し、赤字をだしているようなら対策を考える必要があります。

では1,000円のものを1個ではなく2個売ればどうでしょう。「2個も売れた! 売上が2倍になりました!」と報告するのはまだ早いですね。

2,000円の売り上げがありますが、仕入れに600円、その他経費に1,800円がかかりますのでまだ400円の赤字です。

 

■“損益分岐点(そんえきぶんきてん)”という概念を知る

<企業が赤字となるか黒字となるかの丁度分岐点となる状態の売上高を損益分岐点売上高と呼んでいます。>

上記例でいえば、仕入れ値やその他経費を考えてもちょうど「売上と出費がプラスマイナスゼロになる」のが“損益分岐点”。赤字の事業は、まずこの損益分岐点がどれぐらいなのかを把握しましょう。

 

以上、“利益”にまつわる基本をご紹介しましたが、いかがでしょうか?

知ってはいても意識をして日々の仕事に取り組んでいるという人は少ないと思います。これを意識すれば業績アップ・出世街道も見えてくるかもしれません!

 

【参考】

※ 岩下忠吾 (1996)『中小企業の総務・経理業務のすべてがわかる本』(日本法令)

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