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パサパサ髪の原因は静電気にあり!?秋冬の美髪レッスン

毎年、秋冬になると悩まされる髪の静電気。じつは「摩擦」と「乾燥」が原因であり、平均で10万本ほどある毛髪は、もっとも静電気が溜まりやすい部分。髪に静電気が起こるメカニズムとその対策をご紹介します!

 

 

イヤ〜な静電気を加速させているのは、秋冬の外気の乾燥と髪自体の乾燥!

寒い時期、セーターを脱ぎ着する際などによく感じる髪の静電気。パチッとした痛みを感じたり、髪が顔にぺったり張り付いたりして、不快指数が高いもの。一体、どうして冬になると髪の静電気を感じやすいのか、大人のためのヘアサロン「AMATA」のオーナーであり、毛髪診断士の美香さんにお聞きしました。

「モノ同士が接触し、摩擦が起こることで、”摩擦電気(=静電気)”が発生します。髪の毛1本1本は常に擦れ合った状態なので、実は年間を通して静電気が起こりやすい部分なんです」と美香さん。

特に秋冬になると、静電気に大きく影響する湿度が著しく低下するため、注意が必要だそう。

「摩擦によって生じた静電気は、湿度が高い状態では湿気(水分)に流れますが、湿度が低く、空気が乾燥していると摩擦を起こした部位に溜まりやすくなるのです。さらに、髪そのものが乾燥して、ダメージがあると、より静電気が起こりやすくなります。傷んだ髪は表面のキューティクルが乱れていて、毛髪内の水分が外に逃げやすくなっているので、より状況を悪化させることに。エアコンによってさらに湿度が下がり、髪の乾燥が加速するので、秋冬の髪は常に静電気を帯びているという状態になりかねないのです」(美香さん)。

静電気が起こりやすい髪は、ツヤがなくて埃っぽい!?

秋冬の乾燥は髪にとって過酷であることがわかります。空気と髪自体の乾燥によって静電気を帯びた髪は、いつ何どき、摩擦によってパチッと電気が流れてしまってもおかしくありません。特に髪の長い人や、枝毛がある人は、髪と髪の触れ合う表面積が大きくなるので、静電気を感じるリスクも大きくなります。

「マフラー、ストール、セーターなどの衣類や小物も静電気の原因に。とくに化学繊維のものは静電気が起こりやすく、脱ぎ着の際に気をつけないと髪と摩擦が生じてしまいます。静電気が起こりやすい髪は乾燥しているため、絡まりやすく、ツヤも低下しがち。さらに、髪に埃を吸いつけやすくなるので、髪が美しく見えません」(美香さん)。

 

 

静電気を防ぐことはもちろん、美しい髪のためにもうるおいが大切

髪の乾燥は、百害あって一利なし。髪のダメージを進行させ見た目を損なうなど、外見の印象にも影響を及ぼします。それでは、うるおいを保ち、静電気が起こりにくい髪にするには、どうケアをしたらいいのでしょうか?

「とにかく乱暴に髪を擦るのはNG! 髪をできるだけ擦り合わせないように、弾力のある泡が立ちやすいシャンプーを選ぶようにしましょう。乾かす際も丁寧にコーミングをしてから、濡れた髪にヘアオイルを必ずまんべんなく塗ること。ドライヤーの熱ダメージから守るため、内側の髪にもしっかりオイルをなじませましょう。また、ドライヤーでのブローのしすぎ(オーバードライ)はかえって髪の乾燥を招くので十分に注意しましょう。静電気を帯やすいという方のほとんどが乾燥毛です。秋冬だけでなくシャンプーのあとにはヘアマスクなど、油分のたっぷり入ったもので髪を乾燥から守ることも必要です」(美香さん)。

さらに、ブラッシングやスタイリングにも静電気を防ぐコツがあるのだそう。

「ブラッシングは頭皮の血行をよくするために取り入れたい習慣。その際はクッション性のあるスカルプケア用のブラシを選ぶようにしましょう。豚毛など獣毛混のブラシだととくに冬場は摩擦を起こしやすいかもしれません。コームでも、ツゲなど天然木のものは静電気を起こしにくいのでおすすめです。ブローのあとは、ホールド力の高めのヘアワックスを少量使用すると、髪の表面のばらつきを抑える効果が高いので、ふわふわと散らばる毛を防げます」(美香さん)。

 

 

秋冬に美しい髪を保つ生活習慣

美香さんによると、生活習慣の心がけでも、静電気知らずのしっとり美しい髪を保つことができるのだとか。

「気温が下がり、空気も乾燥していくにつれて、肌も乾燥し、頭皮も硬くなり血行が悪くなってきます。なので、毎晩湯船につかり、身体をしっかり温め、血行をよくすることが大切です。また、寝る前のブラッシングもぜひ習慣にしてもらいたいこと。頭皮に育毛剤をつけてから丁寧にブラッシングすることで、育毛成分が浸透し、美しい髪を育む土台である頭皮の血行がよくなります。しかも、血行不良によるくすみが取れて顔色も明るくなってきますよ。

冬は食事の際の水分摂取量も少なくなるので、意識的に水分補給をするようにし、代謝を上げるようにしましょう。タンパク質、ミネラル、ビタミンは欠かさずに! 食生活が不規則になりがちな方はサプリメントで補っても良いでしょう。とくに鉄分(Fe)、亜鉛(Zn)は、髪のために毎日摂りたいサプリです」(美香さん)。

美香さんによると、空気が乾燥しているときは、加湿器を使って部屋の湿度を上げたり、髪に触れる機会の多い手やボディなどもしっかり保湿したりすることも、髪の静電気対策には効果的だそう。

この秋冬は、静電気というストレスから解放される、しっとりと美しい髪を手に入れましょう!

<取材協力>美香(みか)さん

社団法人 日本毛髪科学協会認定 毛髪診断士。ヘアサロン「AMATA」オーナー。ファッションデザイナーとして活躍後、大人のためのヘアサロン「AMATA(アマータ)」をオープン。さらに、ビューティ・プロデューサーとして、雑誌やwebなどメディアに多数出演する他、講演やトークショー、製品プロデュースやコンサルティングなど幅広く活躍中。

AMATA 公式サイト


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Text:Kyoko Murahana