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オロナインで「鼻の黒ずみ」がなくなる?噂の毛穴パックを大検証

皆さんは、『オロナインH軟膏』を何に使いますか? 軽いやけどや傷口に使う方が多いのでは? ところが、“オロナインパック”なるものがいま流行っていると聞き、以前化粧品会社で商品開発に携わっていた筆者が、その理論を検証してみました!

 

■オロナインパックのやり方

鼻の毛穴に詰った汚れ・皮脂・角栓(毛穴のなかで皮脂や角質が固まった黒いぶつぶつ)を取るため、鼻にオロナインパックをするのが流行しています。様々なやり方がありますが、基本のステップは下記のとおり。

(1)洗顔後タオルドライして、小豆ぐらいの分量の『オロナインH軟膏』を鼻に塗る

(2)10分間放置する

(3)洗顔料を使ってしっかりと洗い流す

(4)毛穴パックをする(剥がすシートタイプが人気)

(5)毛穴パックをはがして終了

『オロナインH軟膏』のみで毛穴を洗浄するわけではなく、通常の毛穴パックの効果を高めるために『オロナインH軟膏』が使われています。つまり、『オロナインH軟膏』には、毛穴を広げたり毛穴の汚れを取ったりする役割があるとされているようです。

 

■『オロナインH軟膏』の有効成分とは?

公式サイトによると、有効成分として『クロルヘキシジングルコン酸塩液』が配合されています。これは消毒液として使われる外皮用殺菌消毒剤です。残念ながら、毛穴を広げ毛穴の汚れを除去する働きはありません。毛穴にできたにきびを殺菌しても、毛穴の詰まりを取る作用はないのです。

ただし、添加物として配合されているグリセリン、オリブ油(オリーブオイル<医薬用>)、サラシミツロウ、ワセリンなどは『クロルヘキシジングルコン酸塩液』を塗り易い軟膏状にするために混ぜる基剤として使われ、油分が豊富なのが特徴。

毛穴には皮脂を分泌する皮脂腺がぶらさがっています。油と油はくっつきやすいので、軟膏の油分が毛穴に入ると皮脂と混ざり、毛穴のなかにある皮脂や汚れを浮き上がらせるのかもしれません。

ですが、ここで注意すべき点は『クロルヘキシジングルコン酸塩液』が外皮用殺菌消毒剤だということ。傷もない健康な肌へ殺菌剤を塗るとかぶれる心配があります。さらに、軟膏の油分が毛穴に残るとにきびになる可能性も。

では、毛穴の皮脂や汚れを排除するには、何が一番最適な方法でしょうか?

 

■オロナインパックの代わりになるものは?

古典的ですが、毛穴パックをする前に蒸しタオルを当てる方法です。蒸しタオルの温かい蒸気が角質を柔らかくし毛穴を開くので、毛穴の汚れや皮脂を取り易くしてくれます。

1~2週間に一回の頻度で蒸しタオルと毛穴パックを続けても汚れ・詰り・角栓がとれない方は、医師に相談することをオススメします。毛穴ケアに最適な洗顔料や軟膏、ビタミンCイオン導入、ピーリング治療、レーザー治療などの選択もあります。

 

化粧学的にいうと、毛穴の皮脂や汚れを浮き上がらせているのは『オロナインH軟膏』の有効成分ではなく油分であると考えられます。小鼻のぶつぶつは気になるもの。自分に合った最適な方法を見つけてケアしてくださいね。