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がんになっても人生の選択肢は変わらない「治療と仕事の両立」に取り組む企業を表彰

かつては「死に至る病」というイメージのあったがん。今は医療技術の向上で「長く付き合っていく病気」に変化しつつあります。

一方で、がん患者の3人に1人が働く世代(20~64歳)*と言われており、がんの治療だけではなくがん治療と働くことの両立について、患者自身だけではなく社会や企業も考えていくことが求められています。
*国立がん研究センター「地域がん登録によるがん罹患データ」より

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がんにかかった社員に対する企業の取り組みを表彰

10月2日、がん罹患者が治療をしながら生き生きと働ける職場や社会を目指して創設された第1回「がんアライ宣言・アワード表彰式」が東京都内で開催され、受賞企業が発表されました。

「がんアライ部」は、がんが死に至る病から付き合っていく病気になりつつあることを背景に、がんを治療しながら働く「がんと就労」問題に取り組む民間プロジェクトで2017年10月に発足。

発足から1年たったことを機に、がん罹患者が働きやすい職場作りや制度作りに取り組む企業を「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の各賞で表彰しました。

表彰式では、コアタイムなしのフレックスタイム制度や、テレワーク制度、治療費として100万円を支給する「がん基金」など、各企業の取り組みが紹介されました。

鈴木美穂さん「がんであってもなくても生き生きと働きたい」

10年前に乳がんが見つかり、8ヶ月の闘病生活ののちに社会復帰した、日本テレビ記者でNPO法人マギーズ東京共同代表・理事の鈴木美穂さんも同表彰式に駆けつけました。

「いろいろな企業の事例を見ていて、(10 年前に)自分ががんになったときにもこの制度があればよかったなと思うものがたくさんあった。そもそも企業はがんになった社員に対して何をしていいのかわからないと思うし、各企業の取り組みが紹介されることで、それぞれの企業に合った制度や取り組むができてくると思う。まずは、がんになっても働くことについて考えてもらうきっかけができること、そして考えた結果、できることをやってもらうというステップが踏めるのではないか」と期待を寄せました。

また、「がんであってもなくても生き生きと働きたいし、キレイでいたいという思いは健康な人と変わらない。がんになったからと言って何かができない社会にしてはいけない」とがんになっても健康な人と同じように選択肢が用意されていることの重要性を訴えました。

(ウートピ編集部)

■受賞企業は下記の通り。※エントリー企業は21社。

◇ゴールド

伊藤忠商事株式会社/株式会社エーピーコミュニケーションズ/株式会社MTG/ガデリウス・ホールディング株式会社/株式会社クレディセゾン/コロプラスト株式会社/サッポロビール株式会社/日本航空株式会社/野村證券株式会社/株式会社日立システムズ/三井化学株式会社/株式会社ローソン

◇シルバー

株式会社アートネイチャー/株式会社エグゼクティブ/合同会社SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS/日本オラクル株式会社/ハウスコム株式会社

◇ブロンズ

株式会社グローバンス/株式会社GRCS/株式会社繋