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お腹が痛いときの原因と対処法27選!急な腹痛、下痢、吐き気にはどう対処する?

1:お腹痛いときの原因は?どう対処すればいいの!?

突然の腹痛に見舞われて、戸惑ってしまったという経験のある人もいることでしょう。しかし、事前に対処の仕方を知っていれば、早めの処置ができます。腹痛に襲われてからでは、ネットで調べるということですら困難ですから。

そんなときのために、お腹が痛いときの原因や対処方法を見ていきましょう。

 

2:ストレスも関係?腹痛が続く原因6つ

腹痛がある場合、もしくは慢性的に腹痛が続く場合、いったいどんな原因が考えられるのでしょうか? 看護師でありライターでもある大木アンヌさんにお話を伺いました。

(1)食べ過ぎ

大木:まずは食べ過ぎや刺激物の強いものを食べてしまったことが考えられます。彼氏に振られて暴飲暴食に走ったり、ハバネロなどの入った激辛ラーメンを食べたりなどが例として挙げられます。刺激の強いものを摂取すると、胃を痛めてしまうことがあるのです。

また度を超えた日々の飲酒などでも、胃酸過多を引き起こしてしまう可能性があり、胃炎の原因になります。

(2)過度のストレス

大木:過度のストレスでも腹痛を伴うことがあります。緊張感あふれる発表会や大事な大会前にいつもお腹が痛くなるという人は、ストレスがお腹にあらわれやすい体質なのかもしれません。

しかも最近は猛暑で暑さが続いています。エアコンの使い過ぎで体が冷えてしまうことでも自律神経の乱れを引き起こし、お腹が痛くなるということがあります。

熱中症対策としてエアコンは大切ですが、室内外の温度差には気をつけましょう。

(3)下痢や便秘

大木:腹痛の原因として下痢や便秘なども考えられます。特に子どもは牛乳を飲み過ぎてしまってお腹を壊してしまったり、アイスの食べ過ぎで下痢をしてしまったりと、大人が食生活を管理しないと、体調を崩してしまうこともあるので注意してください。

寝不足で体の機能が弱っているのに油ものをがっつりと食べてしまい、消化不良を起こして下痢をしてしまうこともあります。体調管理には十分気をつけてください。

(4)食中毒

大木:夏は食べ物が腐りやすく、そのために食中毒なども引き起こしやすい季節です。賞味期限の切れた食べ物や、テーブルの上に出しっぱなしにしてしまったお刺身や生肉を食べてしまっていないかを振り返ってみましょう。生卵や、牛乳などの乳製品も悪くなりやすいので注意してください。

(5)生理痛

大木:女性の場合、腹痛の代表的な原因として、生理痛があげられます。生理は成人女性なら誰しもが経験しているでしょうし、自分の月経周期はある程度把握していると思います。

しかし、社会人になって生理痛がひどくなったという人もいます。ストレスや無理なダイエット、不摂生などに注意しましょう。

(6)その他の原因

大木:日常生活で起こりがちな腹痛の原因を紹介しましたが、そのどれにもあてはまらないという場合は、疾患である可能性も考えられます。急性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、大腸の炎症性疾患、腸閉塞などの胃腸の疾患です。ほかにも膵臓や腎臓、胆のうの疾患なども考えられます。

さらにサルモネラ菌やノロウイルスなど、細菌やウイルスが原因による感染性腸炎や、生の魚介類などに潜んでいるアニサキスなどの寄生虫が原因ということも考えられます。

食べ過ぎや脂肪分の多い食事をした後、30分から一時間ほどで起こる腹痛に襲われるという場合は、胆石が原因という可能性もあります。

 

3:お腹が痛いし気持ち悪い!吐き気を伴う腹痛の原因6つ

今度は腹痛に加えて、吐き気や嘔吐を伴う場合の原因についてご紹介します。引き続き大木アンヌさんにお話を伺いました。

(1)逆流性食道炎

大木:吐き気と腹痛を伴う病気のひとつとして、逆流性食道炎が考えられます。食べたものが胃から食道に逆流することで引き起こる食道炎のことです。

飲み会の翌日に胸やけがするといった場合や、胸が重い、苦しいといった場合に疑われます。基本的には逆流した胃酸が食道の粘膜を傷つけて炎症を引き起こす病気です。

ゲップがよく出るといった場合やのどに違和感がある、胸やけする、酸っぱいものや苦いものがたびたびこみ上げてくるといった症状があったら要注意です。

(2)急性胃腸炎

大木:急性胃腸炎とはなんの前触れもなく腹痛や嘔吐、下痢などが起こる病気です。基本的には細菌やウイルスの感染が原因のようです。発展途上国などへ行って不衛生な水を飲んでしまったといった場合などが例としてあげられますが、感染経路が不明という場合も少なくないようです。

主な予防方法としては手洗いうがいを日ごろから心がけることです。また、食品には十分に火を通し、調理器具の衛生面にも気を遣いましょう。

(3)アニサキス症

大木:腹痛や嘔吐を伴う原因のひとつとして、アニサキス症も考えられます。これは先ほども簡単に紹介しましたが、イカや貝などの生の魚介類を食べることで引き起こしてしまう寄生虫感染です。

主な症状としては食後数時間で、激しい腹痛と嘔吐などを伴います。

(4)膵炎(すいえん)

大木:膵炎も忘れてはいけない疾患です。お酒が引き金になって発症することが多いようですが、胆石などが原因となることもあるようです。左側の肋骨の下あたりからみぞおちにかけて激痛を伴い、嘔吐や胸の痛み、背中、左肩にまで痛みが広がることもあるようです。

重症化すると命にかかわることもあるため、できるだけ早い処置が求められます。

(5)腸閉塞症(ちょうへいそくしょう)

大木:過去に腹部の手術を受けたことのある人やヘルニアを持っているという人が、けいれん性の腹痛と腹部膨満感、食欲不振を起こしている場合は、腸閉塞などが考えられます。

小腸閉塞の場合は吐き気を伴う場合が多いようです。腸のどこかしらの場所で便の通過が妨げられてしまっているといった場合に起こります。

腸が完全に閉塞すると便秘になり、部分的な閉塞の場合は下痢を伴うようです。

(6)消化性潰瘍(しょうかせいいかいよう)

大木:消化性潰瘍という病気も紹介しておきます。これは胃潰瘍や十二指腸潰瘍のことで、胃潰瘍の場合は食後に、十二指腸潰瘍は空腹時に、みぞおちあたりの腹痛を伴うことが多いようです。

胸やけ、胃もたれ、吐き気、嘔吐、食欲不振などが症状としてあげられますが、自覚症状のない人もいるようなので注意が必要です。

 

4:お腹が痛いし下痢も…下痢を伴う急な腹痛の原因5つ

吐き気を伴う腹痛の主な原因を紹介しましたが、今度は下痢を伴う腹痛の原因についてご紹介します。

(1)過敏性腸症候群

大木:下痢と腹痛を伴う代表的な疾患が、過敏性腸症候群です。通勤途中に切迫した便意をもよおすことがある、朝はだいたい下痢をしてしまうといった場合や、大事な会議の前などの緊張する場面でいつも腹痛に悩まされるといった場合は、過敏性腸症候群が疑われます。

ほかにも、ガスがたまりやすい、お腹の調子がいつも悪い、下痢と便秘をくりかえしているといった症状を伴うことがあるようです。

原因としてはストレスであるとされ、検査をしても異常がみられないといった特徴があげられます。

(2)潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)

大木:腹痛と下痢を伴う疾患として、潰瘍性大腸炎という病気もあげられます。

これは難病に指定されている病気で、大腸の粘膜に慢性的なびらんや潰瘍ができてしまう炎症性疾患です。特徴的な症状としては、けいれん性の腹痛や下痢、血便、腹部膨満感などがあげられます。重症化すると発熱や貧血、体重減少などが起こりえます。

この病気の主な原因はまだ明らかにされておらず、そのため薬によって炎症を抑えるという内科的な治療が原則的に行われます。しかし、重症化した場合や薬物療法が効かない場合は、手術が必要になる場合もあるようです。

(3)クローン病

大木:先ほど紹介した潰瘍性大腸炎と似たような症状を伴う疾患に、クローン病という病気があります。小腸や大腸などの消化管にびらんや潰瘍ができる病気で、慢性的な下痢やけいれん性の腹痛、発熱、食欲不振、体重減少などの症状があげられます。重症化した場合は激しい持続的な腹痛と発熱、脱水に至ることがあります。

これもまた難病指定されている病気で、原因は未だにわかっていないようです。そのため根本治療が確立されておらず、継続的な治療が必要とされています。

(4)感染性腸炎

大木:下痢と腹痛を伴う病気として感染性腸炎も紹介しておきます。これは細菌やウイルス、寄生虫やカビなどが原因で引き起こす腸炎です。主な症状として、下痢や腹痛のほかに吐き気、嘔吐、発熱、食欲不振、下血などを引き起こされることもあるようです。

基本的には細菌性の食中毒やウイルス性腸炎といったように、急性のものがほとんどです。

(5)乳糖(牛乳)不耐症

大木:聞き慣れないだと思いますが、最後に乳糖(牛乳)不耐症も紹介しておきます。これは牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素をあまり持っていない、もしくはまったく持っていない人が牛乳を飲んだり、乳糖を摂取したりしたときに、消化や吸収ができず、腹痛と下痢を引き起こしてしまう病気です。

牛乳や乳糖を摂取しなければ、基本的には症状が起きません。

 

5:急な腹痛や吐き気への対処法5つ

原因や主な疾患などがわかったところで腹痛や吐き気へ対処法を教えてもらいましょう。大木アンヌさんお願いします。

(1)すぐに受診

大木:腹痛や吐き気を伴う場合、素人判断での処置は危険です。手術が必要な場合や入院しなければいけない場合もありますので、基本的には医療機関を受診しましょう。下痢や吐き気、腹痛といった症状が同時に現れたときはなおさらです。

吐き気も腹痛もたいしたことない、といった場合でも、放っておくと病気が進行してしまう場合があります。我慢できてしまうような症状でも、できるだけ早く医療機関に行って、医師にみてもらってください。

(2)お腹を温める

大木:とはいえ、受診する前に自分でできる効果的な対処方法を聞きたいですよね。まずはお腹を温めるということをおすすめします。冷えというのはお腹の大敵で、体が冷えることで下痢を引きをこす原因となります。ですので、まずはタオルでお腹を押さえたり、カイロがあればそれで温めたりするといいでしょう。

(3)安静にする

大木:安静にするというのも効果的です。腹痛に襲われたら激しい運動などできないと思いますが、そこまで痛くないときときでも、安静にしたほうがいいといえるでしょう。「これくらいなら大丈夫」と思って無理をして悪化してしまったなんてこともありえます。

(4)反時計回りにお腹をなでる

大木:お腹が痛いときには無意識に手でお腹を押さえてしまうもの。これが実は効果的な対処方になります。できれば反時計回りにお腹をさすってみてください。腸の働きを抑制する働きがあり、一時的な腹痛の緩和効果が期待できます。

力を入れずに、自然な力でさするのがポイントです。

(5)市販薬を飲む

大木:痛みを抑えるということに焦点を当てるなら、市販の痛み止めを飲むこともいいでしょう。医師の診断を受けてもらいたいですが、それができないといった状況のときは、病院に行くまでの応急処置として、市販薬で痛みをやわらげることも大切です。

 

6:デート中の「お腹痛い」を治すには?腹痛を緩和する方法5つ

痛みを抑える対処法についてご説明しましたが、デート中にお腹が痛くなってしまったというときは、どうすればいいのでしょうか? 引き続き大木アンヌさんにお話を伺いました。

(1)日陰で休む

大木:お腹が痛いなら、どんな病気かわからないのですぐに病院に行ってもらいたいですが、明らかに水分の取り過ぎや辛いものの食べ過ぎといったことがわかっているなら、まずは日陰で休むといいでしょう。

近くのカフェなどに入ってゆっくりしてください。暑い季節は日なたで休むと熱中症になってしまうので注意してください。

(2)「お化粧直し」

大木:「トイレに行きたい」と彼に言うのが恥ずかしいなら「お化粧直し」ということにしましょう。バッグの中に腹痛薬を常備していれば、それを飲むなりして少し落ち着きたいところですね。

(3)いざとなったら打ち明ける

大木:パートナーが休むこともさせてくれず、近くにトイレもないという状況なら「トイレに行きたい」と打ち明けてしまう以外、道はないでしょう。女性の場合、生理と勘違いしてくれることもあるので、多くは語らなくて十分です。

(4)解散!

大木:いざとなったら解散してください。どうしようもなく痛い場合はそのまま無理にデートを続けてもつらいだけです。

別の日に楽しむと割り切って、解散してしまうことも大切。「病院に行ってもいい?」と言えば、彼も嫌とは言わないはず。

(5)いざとなったら救急車

大木:もう本当にどうしても痛くて仕方がないというのであれば、自力でなんとかするのではなく、救急車を呼ぶなりして、他人を頼ってしまってください。ただの腹痛が命にかかわるなんてこともあります。他人への迷惑は自分が健康なときに考えましょう。

 

7:素人判断は禁物!医療機関への受診を考えて

「お腹痛い~」と思って放っておくと、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。一度医療機関へ受診してください。何もなかったらそれでいいのです。

くれぐれも素人判断で甘くみてはいけませんよ。

 

【取材協力】

大木アンヌ・・・ルーマニア人ハーフの看護師。家庭や恋人同士でも役に立つ、簡単な医療の知識を少しでも伝えていくため、ライターとしても活動中。