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あなたの会社はどう? 4割以上が経験してる「隠れ残業」の実態とは

働く女性の多くは残業を経験したことがあるはず。同僚が「お先に~」と帰って行く中、終業時間を過ぎても黙々と仕事をしていると「ああ、いったい何時になったら帰れるんだろう……」という情けない気分になってきますよね。でも、それでも終わらずに自宅に仕事を持ち帰ったことがある人も少なからずいるのではないでしょうか?

そこで今回は、株式会社アイキューブドシステムズが20~50代のオフィスワーカー824人を対象に実施した「労働環境とストレスに関する実態調査」の結果を検証し、そんな“隠れ残業”の実態をご紹介します!

会社に申告していない“隠れ残業”の実態とは…… 

まず、「あなたは月に平均何時間程度、仕事を持ち帰って、自宅や外出先で早朝・夜間や休日に仕事をすることがありますか」との設問では、「ある」人が全体の44.8%、「ない」が55.2%でした。

次に「ある」と答えた人に「月に平均何時間程度、仕事を持ち帰って、自宅や外出先で早朝・夜間や休日に仕事をすることがありますか」と尋ねると、1位は「5時間未満」で50.8%。忙しい時期だけという場合が多いのかもしれません。

次いで「5~10時間未満」(22.8%)、「10~20時間未満」(14.7%)、「20~30時間未満」(6.1%)と、10時間以上の持ち帰り残業をしている人も20%以上いる結果となりました。

上記の設問で「ない」と答えた人でも、残業自体をしていないわけではなく「社内で残業しても家には持ち帰らない」という人もいるでしょう。

しかし、「ある」と答えた人は持ち帰る前に社内でも残業している可能性が高く、それでも終わらないから家に持ち帰って仕事をするケースも多そう。さらに、「会社に申告していない持ち帰り仕事時間がありますか」と尋ねたところ、「ある」と答えた人が83.4%も。

家に持ち帰った仕事は、自分も会社も“残業”とは見なしていないことも多そうです。

政府が「働き方改革」で目指すビジョンとは

長時間労働を経験した人なら分かることですが、長時間働けば能率が上がるかというと決してそういうわけでもありません。日本でも過労死やうつ・自殺・事故死など、長時間労働の結果として起こってしまった痛ましい事件から、政府も企業の残業の実態にメスを入れる決心をしたようです。

政府が今年3月に打ち出した「働き方改革」によると、政府は今や長時間労働を、

<健康の確保だけでなく、仕事と家庭生活の両立を困難にし、少子化の原因や、女性のキャリア形成を阻む原因、男性の家庭参加を阻む原因。>

と見なしており、かえって経済の成長を阻む原因となると捉えています。また、

<長時間労働を是正すれば、ワーク・ライフ・バランスが改善し、女性や高齢者も仕事に就きやすくなり、労働参加率の向上に結びつく。経営者は、どのように働いてもらうかに関心を高め、単位時間(マンアワー)あたりの労働生産性向上につながる。>

と述べています。

筆者は以前、某企業に面接に行った際、「皆が残業しているのに1人だけ帰るというわけにはいきません」と言われ、面食らったことがあります。このような企業の風潮が是正されれば、女性の社会参加や男性の家庭参加もより容易になり、ワーク後の“ライフ”を楽しむことが可能になりそうです。

以上、“隠れ残業”の実態でしたが、いかがでしょうか?

「働き方改革」が徹底されるまで多少時間がかかるかもしれません。まずは第一歩として、1人1人が就業時間内に集中して仕事を終わらせ、罪悪感を感じることなく人生を楽しむ習慣を身に付けることから始めたいものです。

【参考】

※ 労働環境とストレスに関する実態調査 – 株式会社アイキューブドシステムズ