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「まだ生理じゃないのに出血が…」不正出血の原因は何? 症状別にチェック!

婦人科系の悩みをテーマとした不妊治療の名医・杉山力一医師によるカラダの不調解決コラム。今回は、生理周期と関係ない時期の出血「不正出血」について。症状とリスクも紹介します。

不正出血の原因と症状

「まだ生理じゃないのに出血が…」という経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか? 今回は生理以外の日に出血が起こる「不正出血」について、考えられる原因をご紹介します。あなたのからだの状態をふりかえりながら、不正出血の原因を探っていきましょう。

◆不正出血って何? どんな症状がおこるの?

不正出血
(c)Shutterstock.com

不正出血とは、通常の生理周期とは関係のない時期に性器から出血がおこることです。不正出血の色や量、タイミングや期間など、具体的な症状には個人差があります。

例えば、茶色い血が出る場合や、数日にわたって不正出血が続く場合など、原因によって様々な症状がみられます。いずれの場合にも、生理周期と関係ない時期に出血が起こっていれば「不正出血」とみなされます。今回はよく起こる症状ごとに、どんなリスクが潜んでいるのかみていきましょう。

症状からみる不正出血1:茶色い不正出血が…

茶色い不正出血があった場合にまず考えるべきは妊娠の可能性です。腹痛を伴う茶色い不正出血が起こった場合、生理周期や排卵日、性交日などを振り返り、ご自身が妊娠初期である可能性がないか確認しましょう。

妊娠初期の出血には様々な理由があり、流産の可能性も考えられます。自己判断は禁物ですので、出血の期間や量、色、におい、吐き気や貧血などの症状を整理して、かかりつけの先生に相談しましょう。

妊娠していないと考えられる場合には、出血が起こった時期を確認しましょう。茶色い不正出血が生理前後に起こった場合、その出血は子宮内膜の一部である可能性が高く、病気などにかかっている可能性は比較的低いとされています。

しかし、茶色い不正出血が生理後も続く場合や生理周期と全く異なる時期に起こった場合には、子宮がん子宮頚管ポリープ子宮筋腫の可能性も考えられます。出血の量や色で病気を判断することはできませんので、病院にて原因を調べてもらうことをおすすめします。

症状からみる不正出血2:生理じゃないのに真っ赤な出血(鮮血)が…

不正出血
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生理周期と大きく異なる時期に真っ赤な不正出血があった場合、まずは生理不順の可能性を考えましょう。生理不順はホルモンの分泌機能が低下していることにより起こります。生活リズムが乱れていたり、ストレスや疲れがたまっていたりした場合、その出血は生理不順によるものかもしれません。

鮮血が出るその他の原因としては、膣や子宮の入り口付近がただれてしまっている「子宮膣部びらん」や、子宮筋腫子宮ポリープ膣炎子宮内膜炎などの疾患の可能性があります。これらの原因のなかには不妊の原因になるものもあるため、「少量の出血だから」「出血が一日しか続かなかったから」と考え、大丈夫だろうと自己判断をすることは禁物です。

症状からみる不正出血3:不正出血が何日も続く…

不正出血
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不正出血は1日だけ起こる場合もあれば、数日にわたって出血が続く場合もあります。2〜5日ほどにわたって不正出血が続く場合、排卵期による中間期出血である可能性があります。排卵期の目安は生理開始から1週間半~2週間ごろです。排卵期に不正出血が起こっていないか、基礎体温グラフや生理周期と照らし合わせてみましょう。

中間期出血は排卵期から生理開始までずっと少量の出血がある人や、時々出血が起こる人など、個人差があります。これらのような個人差は心配しなくても大丈夫ですが、出血量が生理よりも多かったり、一週間以上出血が続いたりする場合、または排卵期と全く関係ない時期に何日も出血が続く場合には、子宮ポリープ子宮筋腫の可能性もあります。一度婦人科で診察を受けて原因を確かめてみましょう。

症状からみる不正出血4:閉経したのに出血が… これって何?

閉経後の出血は、何らかの病気が原因の可能性が高いと考えられます。女性は閉経前後になるとホルモンバランスの乱れなどが原因で不正出血がおこる場合があります。しかしこの出血は一時的なものであるため、閉経後の不正出血が何度も続く場合には早めに婦人科を受診しましょう。

◆これは不正出血? と感じたら病院へ!

ここまで、症状別に不正出血の原因をみてきました。いずれの症状の場合にも疾患の可能性が潜んでおり、自己判断は禁物であるといえます。出血量や色によって病気の重症度は決まりません。重大な病気が隠れている場合に備えて、婦人科を受診して検査を受けることをおすすめします。

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