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「なぜ海外の人は絵が上手い?」に対するイラストレーター・中村佑介さんのていねいな回答が超秀逸だと話題に!

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ロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジアン カンフー ジェネレーション)」のCDジャケットを手掛けていることでも、おなじみ。イラストレーターで漫画家の中村佑介(なかむら ゆうすけ)さんがツイッター上で述べた、ユーザーの質問に対する回答が、現在ネットで話題になっているみたい。

コトの発端は11月12日、ユーザーから投げかけられた、次のような質問でした。

「海外の方達はどうしてこんなに絵が上手いのだと思いますか? また、中村先生自身、海外のイラストレーターについてどのように感じていますか?」

【質問「なぜ海外の人は絵が上手い?」】

質問者の方は頻繁に海外イラストコミュニケーションサービス「Pixiv」を閲覧しているらしく、作品群に目を通しているうちに、「中国や韓国をはじめとする海外の描き手は絵が上手い」と感じるようになったのだそう。

これに対し中村さんは、丁寧にじっくり、ひとつひとつ言葉を選んで、自らの見解を述べられています。

【中村さんの回答】

合計16回(!)にも渡って投稿された中村さんのご意見を、以下、簡単にまとめてみました。

・昨今世に出ている作品を見るに、中国や韓国の人々が手掛けたものに「いわゆる “上手い絵” が多い気がする」その気持ちは、わかる。

・ “上手い” と感じる理由はおそらく、「中国は人口が多いので目につきやすい」「自国のものより他国のものが優れて見える “隣の芝生は青い” 現象」「描き方やとらえ方が、日本と西洋において異なる」、以上3つと思われる。

【「線」の文化と「面」の文化】

中村さんがとりわけクローズアップし説明されていたのは、3つめの理由です。

古くから「線」の文化が浸透している日本に対し、西洋は3Dの立体感「面」の文化。中国や韓国は同じアジアで、モチーフに関しては日本の影響も受けているものの、とらえ方は比較的、西洋に近い。

【「どちらかがより優れている」というわけではない】

これらは単なる特性であって、どちらかが上手くてどちらかが下手、という問題ではない。西洋文化が根底にあるものを、日本人は別の文化として「うまい」と過剰に感じてしまう特徴があるのも、大きな理由のひとつである。

中村さんはこのようにツイートされていたのですが、なるほど実にわかりやすい!

【ツイッターの声】

興味深くも、中村さんのお人柄がにじみ出ているかのような懇切丁寧な回答に、他ツイッターユーザーのみなさまも続々コメントを残されている模様。

「大変わかりやすく興味深い」
「コレ、凄く解りやすい解説。文化的側面からの理解」
「へー  好みの漫画絵を真似るとこから始める日本人と美術教育を受けてからコミックを描く西洋人って分け方は聞いたことあったなあ」
「『単純に君の好みが海外の人の絵だっただけじゃね』というのを慎重に言葉を選んで丁寧に答えた感じ」
「Pixivでウケる絵っていうのがあるからなぁ」
「日本のプロの絵師ってもうPixivにあんまり上げなくなってるよね」
「日本語っていう障壁によって選別されてるからだと思う」

【全部読んでみるべし】

色々と考えさせられる中村さんの秀逸回答は、必読モノ。ちなみに中村さんは最後に、「結局、立体感を把握していないと上手いディフォルメ絵は描けない」とも、おっしゃっておりましたよ。

お時間のある方はぜひ、中村さんのツイートをさかのぼってチェック。すべての回答に目を通してみることを、強く強く、おススメいたします!

参照元:Twitter(中村佑介) Togetterまとめ
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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オリジナル記事: 「なぜ海外の人は絵が上手い?」に対するイラストレーター・中村佑介さんのていねいな回答が超秀逸だと話題に!
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