あなたは、食品庫にどれくらい物を詰め込んでいますか? 定期的に整理しても、しばらくするとまた物であふれかえる、そして買ったはずのものが見当たらなくなる、賞味期限切れのものが発掘される……。そんな悩みをお持ちではないでしょうか。
今回は、整理してもリバウンドしやすい食品庫をスッキリと保つコツを、整理収納アドバイザーの米村大子さんにうかがってきました。

片付けても食品庫がリバウンドする理由

片付けても片付けても、あふれがちな食品庫。食品が整然と並んでいると、献立が決まりやすいですよね。なので、整理された状態をキープしておきたいのに、すぐにあふれかえって、買ったものがどこにあるのか分からない状態に……。

なぜ、食品庫は片付けても片付けてもリバウンドしやすいのでしょうか。それは米村さん曰く、

「食品庫が片付かない理由は、買うべき量よりたくさん買っているからです。足りない物・すぐ使う物以外も買っていませんか?

実は、余計な物を買ってしまう原因は、買わないと不安だから。たとえば、“あったら便利だから”とか“忙しいときに役立つかも”という、もしかしての不安に備えるために、つい買ってしまっているのです。

いつか使うと思ってそのままになっていたり、普段使いなれていない食品だと使いこなせなかったりして、結局そのまま賞味期限切れに。食料品の買い物は、不足したものだけ買うことが大切です」

とのこと。たしかに、忙しくて買い物に行けるか分からない、子どもがお腹がすいて突然何か食べたいと言い出すかもしれない……など、不安がありますよね。これらの不安が不要品をためこむ原因になってしまうそうなのです。

いつも使っていない物・食べ慣れていない物は、買っても結局使わないことも多いため、買い物の際は肝に銘じておきましょう。

使わないまま賞味期限切れにしないコツ

食品庫があふれかえっていると、どこに何があるのか見つけづらいですよね。使おうと思ったときに見つけられず、放置されたまま、ついつい賞味期限切れになることも……。それらを防ぐ解決法を米村さんに教えてもらいました。

・食品庫はきちきちに詰めすぎない

・1ヵ月月に1回は、賞味期限を見返す

・身体にいいけれど家族に人気がない食材は、割高でも1回分しか買わない(例えば、高野豆腐・ひじきなど)。そのかわり、少ししか買わない分、美味しくて口に合う物を選ぶとよい

・同じ用途やメニューで使うものをグループにして収納する

・迷子になりやすい使いかけ食材は、まとめて食品保存用袋に入れる

これらのことを細かく実践していけば、賞味期限切れを防ぐことができそうですね。

小麦粉・パン粉…使いかけ食品の収納法

「またすぐ使うから」と、使いかけ食材の袋の口に輪ゴムをして、そのまま収納していませんか? これが意外と収納棚を汚す原因になるのです。掃除の手間を省くためにも、使いかけ食材の収納方法を米村さんに教えてもらいました。

・小麦粉やパン粉は輪ゴムでしばっても、中身が出てしまうので、食品保存用袋に入れて飛び散りを防止する

・使いかけ食品をじかに食品庫に入れると迷子になりやすいので、収納用品を使って、食品の種類ごとにグルーピングして見つけやすくする

・小麦粉やパン粉などの収納には使い終わった紙袋がおすすめ。汚れがたまったら袋を交換すれば掃除の手間が省ける

粉物やふりかけなど、使いきれずに残ってしまう食品も、保存袋に入れたり紙袋に入れてグルーピングをすることで、食品庫を汚さず迷子にもならずにすみますね。

食べ切ってしまうのもオススメ!

一度封を切った食材を収納せずに食べ切ってしまう、という発想はいかがでしょうか? 米村さんに、食べ切り方を教えてもらいました。

・使うときにひと手間が必要なものは、ひと手間をかけてから保存する。例えば昆布の場合だと、小さく切って保存容器に入れておくと使用頻度がアップする

・1回食べて好みに合わないものは、もらってくれる人がいればあげる

・食品庫は長くとも半年に1回は食べ切る。残り食材を使えるメニューを料理サイトで検索して、献立に取り入れる

食品庫にもらったお土産などを余らせていませんか? 食品庫のスペースを占領する食品たち、半年に1回の“食べ切りデー”でも食べなかったものは、潔く処分してしまいましょう。

以上、リバウンドしやすい食品庫の整理収納法についてお伝えしましたがいかがでしたか?

家族の健康にかかわる食品周りを新鮮・清潔に保つためにも、半年に1回の“食べ切りデー”をもうけて食品庫を整理しましょう!

(ライター 大津留ぐみ)

【取材協力】

※ 米村大子(よねむら・ひろこ)・・・おうちスタイル札幌代表。整理収納アドバイザー1級取得後、同協会の2級認定講師を務める。住宅の間取りや収納の提案を手掛けるかたわら、暮らしを楽しむラク家事講座、経済産業省北海道経済産業局のエコ家事イベントの講師も務めるなど、主婦目線での提案が好評を得ている。

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