1:「器が大きい」とは?

なんとなく聞いたことがある“器が大きい”という言葉。言葉の通りだと、“器”という入れ物が“大きい”ことを意味するのですが、“器”とは一体どんな入れ物なのでしょうか?

(1)「器が大きい」の意味

さて、言葉の意味を調べるというと、おなじみの小学館発行の『日本国語大辞典』です。ですが、実は載っていませんでした。“器の大きい”でも調べてみたのですが、載っていません。

「国語の大辞典で、載っていない言葉なんてあるの?」と思う人もいるでしょう。

これは、学生にも言うことなのですが、たとえば、極端になじみのある言葉や、反対に極端になじみのない言葉などは辞書に載っていないことがあります。辞書は、その辞書を編纂(へんさん)した人の意向が反映されるんです。

いろいろと調べてみた結果、『実用日本語表現辞典』というWebサービスの辞書に載っていました。

容器の容量が大きいさま、大容量な様子。転じて、器量があり才能に恵まれているさま、大物であるさまなどを表すことも多い。

(引用:実用日本語表現辞典 Weblio辞書)

筆者が考えるに、「小さなことをいちいち気にしない人のこと。多少のことで怒ったり悲しんだりしない人のこと」ことを意味するようです。

(2)「器が大きい」を英語で言うと?

では、“器が大きい”というのは、英語でなんというのでしょうか? こちらも、残念ながら辞書にはありませんでした。日本語の意味から意訳すれば「tolerant parson」かもしれません。

「tolerant」とは、「(態度などが)寛容な、寛大な」という意味です。日本語圏と英語圏は文化や習慣、考え方が違います。なかなか日本語を英語で言いたいけど、的確な意味で訳せない場合が多いんですよね。

 

2:器が大きい女性になるには?その特徴

では、ここで器が大きい女性とは、どんな女性か具体的に考えてみましょう。

(1)寛容さに基準がある

誤解されやすいのですが、寛容であることと都合がいいことは違います。器が大きいからといって、何でもかんでも許してくれるわけではありません。器の大きい人には、「ここまでなら許せる」という判断基準が明確に存在します。

極端に言えば、法律に違反しなければ大丈夫とか、人に迷惑をかけなければ大丈夫とか。器が大きい女性になるためには、都合いい女性と思われないように、寛容でいられる基準を決めましょう。

(2)心にゆとりがある

器が大きくて寛容であることは、心にゆとりがある証拠でもあります。あくせくしていないとか、いつも穏やかであるというのも、器が大きい人の特徴のひとつです。

(3)間違いを認められる

他人だけではなく、自分も含めて間違いを認められることが、器の大きい人の特徴です。間違いだと認めるだけではなく、他人に対しては、その間違いを許せることも重要です。

(4)平等・公正・公平

器が大きい人は、誰に対しても分け隔てなく、同じように接することができます。年下であろうが、部下であろうが。飲食店で、店員さんに横柄な態度をする人っていますよね。ああいう人は、器が大きいとは言いません。まして、店員さんがミスをしたときに、怒ったりするような人は論外です。

(5)自分の感情をコントロールできる

そして、何よりも重要なのは、自分の感情をコントロールできるかどうか。仕事のミスで窮地に立たされても、自分の体調が悪くても、それらを理由に誰かに当たり散らすようでは、器の大きい人とはいえません。どんなときでも態度を変えないことが、器の大きい人の特徴です。

 

3:器が大きい男性を見抜くには?その特徴

では、男性の場合はどうでしょうか。基本的には、男性も女性も器の大きな人の特徴に違いはありません。

(1)人のミスへのこだわり方

今、誰かがしたミスだけではなく、過去のミスまで、ここぞとばかり蒸し返すような人がいます。そんな人は器の大きな人とは言えません。

(2)どこまで割り勘にするか

食事などに出掛けて、割り勘にすることは悪いことではありません。ですが、1円単位まで割り勘にしようとする男性は、器が大きいとは言えませんよね。それだったら、最初から別々に会計をすればいいわけです。

会計でどこまで割り勘にするかどうかは、ケチかどうかというよりも、大らかかどうか、つまりは器が大きいかどうかを見極めるポイントかもしれません。

(3)悪口

男性は、ある意味で出世欲が強いので、自分を過剰に持ち上げる場合が多々あります。自分を持ち上げるために、比較対象である誰かを下げないといけない場面も。

その簡単な方法が、誰かの悪口を言って、その人の評価を下げる方法です。誰かの悪口を言う人は、器の大きな人とは言えませんよね。

 

4:器の大きい男になるには?実践すべきこと

では、男性が器の大きな人になるにはどうしたらいいのでしょうか?

端的に言えば、小さなことをいちいち気にしない、多少のことで怒ったり悲しんだりしないようにすることです。

そのためには、心に余裕を持って、相手を許す心を持って日々を生活することです。なんだか、お坊さんのような気がしますが、もしかしたら、出家の境地が器の大きな人にさせるのかもしれません。

そして、心の余裕を持つためには、時間などに余裕を持つことです。そして、ささいなことで怒らないようにするためには、許す許容の範囲を決めることです。

とはいえ、簡単なことではないんですけどね。